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8月7日の出来事いろいろ・そだね

   

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安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 8月11日 知識・見識・胆識



いつも申しますように、識にもいろいろあって、


単なる大脳皮質の作用に過ぎぬ薄っぺらな識は「知識」と


言って、これは本を読むだけでも、学校へのらりくらり


行っておるだけでも、出来る。


しかしこの人生、人間生活とはどういうものであるか、或いは


どういう風に生くべきであるか、というような思慮・分別・判断


というようなものは、単なる知識では出てこない。


そういう識を「見識」という。しかし如何に見識があっても、


実行力、断行力がなければ何もならない。


その見識を具体化させる識のことを「胆識」と申します。


けれども見識というものは、本当に学問、先哲・先賢の学問を


しないと、出て来ない。更にそれを実際生活の場に於いて練ら


なければ、胆識になりません。


今、名士といわれる人達は、みな知識人なのだけれども、


どうも見識を持った人が少ない。まだ見識を持った人が、胆識の


士に至ってはまことに寥々たるものです。これが現代日本の


大きな悩みの一つであります。








*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右


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安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 8月10日 人間の五衰



人間もそうだ。いろいろの欲ばかり出して、すなわち貪欲・


多欲になって修養しない。つまり省しない。そうすると


風と押しが悪くなる。善語・善言を聞くということをしなくなる。


そうすると「裾上がり」といって、人間が軽薄にオッチョコチョイに


なってくる。そうするともう進歩は止まってしまう。すると


悪いことにばかり親しむようになる、虫が食うのだ。


つまらないやつにとりつかれ、そして没落する。これは


「人間の五衰」だ。だから植物の栽培もこの省という一字に帰する。










*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
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安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 8月9日 木の五衰



「木の五衰」ということがある。「木の五衰」の一つは


「懐の蒸れ」。枝葉が茂ることだ。枝葉が茂ると風通しが


悪くなる。そうすると、そのために気が弱る。弱るから、


どうしても根が「裾上がり」つまり根が浅くなってくる。


根が上がってくる。そうすると生長が止まる、伸びなくなる。


頭(梢)から枯れてくる。これを「末枯れ」という。


末(うら)というのは梢(木末)という意味だ。梢が枯れて


くると「末止まり」生長が止まる。その頃から、いろいろの


害虫がつく。「虫食い」。








*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

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安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 8月8日 徳業



事業でも、力づくでやっておると、いずれ競争になって


困難になる。事業が人間性から滲み出た、徳の力の現れで


あれば、これを徳業という。事業家は進んで徳業家にならないと


いけない。また、その人の徳が、古に学び、歴史に通じ、


いわゆる道に則っておれば、これを道業という。東洋人は


事業だけでは満足しない。徳業にならないと満足しない。


現代の悩みは、事業が徳業にならないで、利業・機業に


なってゆくことだ。














*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

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死中 活有り。 壺中 天有り。
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安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 8月7日 木鶏(3)



また十日経ってききました。”未だいけません。相手を見ると


睨みつけて、圧倒しようとするところがあります”。


こうしてさらに十日経って、またききました。そうすると初めて


”まあ、どうにかよろしいでしょう。他の鶏の声がしても


平生と変わるところがありません。その姿はまるで木彫の


鶏のようです。全く徳が充実しました。もうどんな鶏を


連れてきても、これに応戦するものがなく、姿を見ただけで


逃げてしまうでしょう”といいました。




前人未踏の記録を達成した大横綱・双葉山が
六十九連勝した後、七十戦目についに敗れ、

その後立て続けに連敗したことがありました。

寡黙で有名であった双葉山がそのとき発したのが、
『われ、いまだ木鶏たりえず』の言葉でした。









*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

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