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8月7日の出来事いろいろ・そだね

   

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安岡正篤一日一言7

安岡正篤一日一言7 8月25日 老の三つの意味



 
 「老」という文字には三つの意味がある。

 一つは年をとる。

 二つは練れる。

 三つは「考」と通用して、思索が深まり、

 完成するという意味だ。


老いるとは単に馬齢(ばれい)を加えることではない。

 
その間に経験を積み、思想を深め、自己・人生を


完成させてゆく努力の過程でなければならない。

 
これを「老計」という。

 
それには先ず学ぶことだ。学問は年をとるほどよい。

 
百歳にもなっての学問は、実に深い味があろうと思う。


老いてボケるというのは学問しないからにすぎない。   




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安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言7 8月24日 人生の五計



生計・身計・家計・老計・死計の五つを


宋の朱新仲(翌/しゅしんちゅう)は人生の五計という。


窮極我々の人生はこの五計を出ない。


“生計”は人生如何(いか)に生くべきかという、


特に身心健康法のこと。それを基にしてどういう


社会生活・家庭生活を営むかが“身計・家計”である。


現代のように汚染された大衆文明社会にあって、


人生の計を立ててゆくことは非常に難しい。個人の努力と


同時に社会学的にも真剣に考慮されねばならぬ問題だ。









*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右

安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言7 8月23日 据物の心得



「据物の心得」という工夫がある。


剣によって類稀なる荘厳自由な


人格を錬り上げた宮本武蔵に、一見して


その非凡の人物を見抜かれた熊本藩の英霊漢都甲太兵衛が、


太守から日頃覚悟の筋をきかれた時、彼はしばらく


小首を傾けていたが、やがておもむろに口を開いて


――自分は据物の心得ということにふと心づいて、


それからいつも人は据物でいつでも打たれるものであると思い、


それを平気で打たれる心持ちになるように力めた。


もちろん、はじめのうちはともすれば「据物である」


ということを忘れ、またそう思ってみても


恐ろしくてならなかったが、段々工夫してゆくうちに、


いつも据物の心になって、それで何ともなくなった


――と答えた。


日本におけるあらゆる芸道は、いずれもこの心境の上に


創造されているのである。










*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

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安岡正篤一日一言7 8月22日 分かる



物は早分かりする程分からなくなってくる。


宇宙人生は結びだから分からぬのがある。


分からぬものを把握する時、物事がよくわかる。









*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

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死中 活有り。 壺中 天有り。
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安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言7 8月21日 文より質



人間は常に質が文より勝っていることが望ましい。


その人に奥深いものがどっしりとあって


そこに若干の表現があればよい。









*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

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死中 活有り。 壺中 天有り。
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