忍者ブログ

8月7日の出来事いろいろ・そだね

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 10月26日 三不幸



伊川(いせん)先生言う、人、三不幸あり。


少年にして高科に登る、一不幸なり。


父兄の勢に席(よ)って美官となる、二不幸なり。


高才有って文章を能くす、三不幸なり。

       (『伊川文集』)


年の若いのにどんどん上へあがる。世の中は


こんなものだと思ったら大間違いである。


というのは修練というものを欠いてしまうことに


なるからで、これは不幸である。


これは官ばかりではない。親のお陰で若輩が


重役になったりする、みな同じことである。


またいろいろのすぐれた才能があって、文章を能くする、


──文は飾る、表わすということで、つまり弁が立ったり、


文才があったりして表現が上手なこと──


これも大きな不幸である。


今日は選手万能の時代で野球とか、歌舞とか、


若くてできる者にわいわい騒ぐ。これは当人にとって、


大きな不幸であります。若くてちょっと小説を


二つ三つ書くと、たちまち流行作家になって大威張りする。

 
小娘がちょっと歌や踊りができると、やれテレビだ映画だ、


と引っ張り出して誇大に宣伝する。つまらない雑誌や


新聞がそれをまたデカデカと報道する。


変態現象と言うか、実に面妖(めんよう)なことで、


決して喜ばしい現象ではない。











*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右


PR

安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 10月25日 国を亡ぼす君主



国を亡ぼす君主というものは、きまって自ら驕(おご)り、


自らを知恵あるとして、人を軽蔑するものである。


自らを驕れば人材をいい加減に取扱い、


自らを知恵ありとすれば専制独裁をやる。


相手を軽んずれば備えがなくなる。何事があっても、


びくともしないという用意がなくなってしまう。


備えがないと禍(わざわい)を招き、独裁をやると


地位が危くなり、人材を軽んずるとすべてが


塞(ふさ)がってしまう。そうして自ら亡んでしまう。











*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右

1

安岡正篤一日一言6 10月24日 堕 落




凡(およ)そ人間が唯物(ゆいぶつ)的享楽的に


堕落して来ると、必然、精神的には敬虔を失い、


破廉恥になり、あらゆる神聖なるものの意義を疑い、


人生の厳粛なる事実に軽薄厭(いと)うべき批評、


否嘲笑(いなちょうしょう)を放つものである










*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右

安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 10月23日 三上の読書




つまらぬ小説や愚論に類するものはなるべく


読まぬようにすると共に、心が浄化されるような


立派な書を読むべきである。特に朝、それも


一時間とは言わぬ、三十分でよい。昔の人も枕上(ちんじょう)


・馬上・厠上(しじょう)の三上の読書ということを


言っておるが、私は長年必ず厠(かわや)で読むことにしておる。


厠で読むだけの時間であるから、何枚も読めるものでもないが、


十年、二十年と経つと、自分でも驚くほどの量となる。


しかもこれは数量の問題ではない。


その時に受けるインスピレーションというものは、


到底書斎の中で何々の研究などやっておって


得られるものではない。


況(いわん)やこれから安眠熟睡しようという


枕のほとりにおいておやである。寝る前に


週刊誌等を読むのは最も愚劣なるものである。










*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右

安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 10月22日 本心を見よ



求道者にも本物は少ない。


盗賊にでも見込のある奴が居(お)る。


本心を見よ。末梢(まっしょう)にとらわれるな。













*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

P R

Copyright ©  -- 8月7日の出来事いろいろ・そだね --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]