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安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 4月24日 学問の四焉




学問には四焉の境地がある。


第一が終焉、之を修め、次に焉蔵し、次の次に息焉、


漢字の先生は之に「いこい」之に「やすみ」というふうに、


学問研究の中に、ゆっくりと焦らず入ることと説きますが、


私はこれをその通り息(イキ)と解してよいと思うんです。


之に息するとは、学問を人間の呼吸と同じようにするという意味です。


我々の息が健全であるように、学問も自然に乱れないことです。


最後は遊でありますが、漢民族の歴史は黄河の水をどう治めるかに


終始しますが、その結論は、水の流れに下手に逆らわないで、


ゆったりと遊ばせる優遊の境に到ったわけです。


人間も気まま、わがままにゆき乍ら、矩を超えざる境地に到ることを


理想としたのです。


※四焉(えん)
※1.修焉(しゅうえん) · 2.蔵焉(ぞうえん) · 3.息焉(そくえん) · 4.遊焉(ゆうえん)
※音訓(読み):エン いずく(んぞ) これ ここ(に)
 「終焉(シュウエン)」、「焉烏(エンウ)」、「焉馬(エンバ)」
 ・終焉・焉馬・烏焉・忽焉・溘焉・慊焉・掲焉・掲焉・赫焉

(漢文) いずくんぞ。いずくんか。文頭か主語の後に置いて疑問文を作る。「安」「悪」などと同義。「奚」「寧」なども使われる。
未知生、焉知死。(まだ生きる事が何であるか分からないのに、どうして死を知ることが出来ようか。『論語』先進第十一 11節)


2022年の仕事納め、2023年の仕事始めはいつから?






*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右
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