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8月7日の出来事いろいろ・そだね

   

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安岡 正篤 おすすめの本

安岡正篤一日一言6 10月30日 生きた学問



すべて学問というものは、根から養分を吸収して、


幹が出て、枝が伸びて、それが分かれて小枝、


その先端に葉がつき実がなる。そしてそれが又落ちて、


肥料になって、新しく芽を吹いてゆく、というように


自然に伸びてゆくべきもの。

 
自然に伸びていって、それが分裂せずに自ら一つの


体系をなしてゆく。これでなければ本当の学問ではない。

 
われわれは先ず『大学』から始まって、


四書五経を教わった。それがある年齢に達した頃に、

 
自分から面白いなあ、なる程なあと考えるようになる。

 
最初は与えられたものだが、だんだんそれが生命化して来て、
 

よし、一つ儒教を勉強してみようと今度は自発的に読み出す。
 
 
孔子の伝記をやるうちにどうしても孟子をやらねばいかぬ。

 
今度は荀子(じゅんし)をやらねば気が済まぬ、
 

というようにだんだん枝葉に分かれて来る。

 
そうすると孫子・呉子(ごし)・韓非子(かんぴし)
 

などというものまで関連して来て、今度はそれに道楽をする。

 
斯様(かよう)に儒教を研究しながら、
 

年季をかけて道楽していると、自然とあらゆる


教学に入って来る。桃栗三年柿八年と言うが、
 

人間の学問はやはり二十年、三十年と

 
年季をかけて初めて生きた学問になる。













*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言


六中観 [正篤 ]

忙中 閑有り。 苦中 楽有り。
死中 活有り。 壺中 天有り。
意中 人有り。 腹中 書有り。

甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す
亀井老契 座右

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