安岡正篤一日一言7 12月21日 六 験一、之(これ)を喜ばしめて以て其の守を験(ため)す 人間は嬉しくなると羽目を外す。 しかし、人間には守らねばならない分とか節がある。 それを喜ばされたくらいで外してしまうようでは 人間として落第です。 一、之を楽しましめて以て其の僻(へき)を験す 喜びの本能に理性が伴うと、これを楽という。 人間は楽しむと、どうしても僻する(※)。かたよる。 すると公正を失って物事がうまくいかない。 一、之を怒らしめて以て其の節を験す 人間はどんなに怒っても、締まるところは 締まり抑えるところは抑えなければいけません。 一、之を懼(おそ)れしめて以てその特<独>を験す 人間、恐れると何かに頼りたくなって 一本立ちができなくなる。 一、之を哀しましめて以て其の人を験す 人間は悲しいときにその人のすべてがあらわれる。 人物をみるのは哀しませるのが一番です。 一、之を苦しましめて以て其の志を験す 苦しいことにぶつかると、ついへこたれがちになる。 志とは千辛万苦に耐えて 自分の理想を追求してゆくことである。 よく苦しみに耐えて 理想を追求してゆく人間なら間違いはない。※僻する:「一方にかたよる」という意味*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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