安岡正篤一日一言8 1月5日 新年の解新という字を知らぬ者はない。然し新という字の真の意味を解する人は案外少い。元来この字は「辛」と「木」と「斤」との組合せである。辛は努力を意味し、斤は木を斬る「まさかり」、「大をの」であり、これで木をきること、それから「斤斤」といえば明らかに見わける、又いつくしむ(慈愛)の意がある。即ちよく木を愛し育て、それを努力して加工し、新──あらたなものにして活用するということを表すものである。こんな深い正しい意味を知らないで「あたらしがりや」など、目先の変った、ものめずらしいということに軽々しく解するのは、とんでもないことである。本当に新しくするのには大した用意と努力を要するわけで、新人などざらにあるものではない。年の始に勉強せねばならぬことは、先以って自己をどう維新するかということである。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。
‥PR
最新記事
(02/26)
(02/24)
(02/21)
(02/20)
(02/17)
COMMENT