安岡正篤一日一言7 12月14日 六 然 自處超然(ちょうぜん<自ら処すること超然>)自分自身に関してはいっこう物に囚われないようにする。處人藹然(あいぜん<人に処すること藹然>)人に接して相手を楽しませ心地良くさせる。有事斬然(ざんぜん<有事には斬然>)事があるときはぐずぐずしないで活発にやる。無事澄然(ちょうぜん<無事には澄然>)事なきときは水のように澄んだ気でおる。得意澹然(たんぜん<得意には澹然>)得意なときは淡々とあっさりしておる。失意泰然(たいぜん<失意には泰然>)失意のときは泰然自若(じじゃく)としておる。私はこの「六然(りくぜん)」を知って以来、少しでもそうした境地に心身を置きたいものと考えて、それとなく忘れぬように心がけてきたが、実に良い言葉で、まことに平明、しかも我々の日常生活に即して活きている。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言7 12月13日 東洋的虚無感小人の常として、財産・地位・名誉など何かしら有する所があると、自分自身が偉いような錯覚に陥る。しかし本質的には何ものをも加えてはいない。心あらばむしろ省(かえり)みて自己の本質的な欠陥を覚(さと)る。この心を徹すれば、東洋的虚無感に通ずる。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言7 12月12日 憂いが人物をつくる人間は憂えなければ人物が出来ない。何の心配もなく平々凡々幸福に暮らしたのでは、優という文字の真義からくる優秀とはいい難い。憂患を体験し、悩み抜いてきて初めて、人物も余裕も出来てくる。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言7 12月11日 素心規 一、禍が福か、福が禍か、 人間の私心でわかるものではない。 長い目で見て、正義を守り、陰徳を積もう。二、窮困に処するほど快活にしよう。 窮すれば通ずる、又通ぜしめるのが、 自然と人生の真理であり教である。三、乱世ほど余裕が大切である。 余裕は心を養うより生ずる。 風雅も却ってこの処に存する。四、世俗の交は心を傷めることが少くない。 良き師友を得て、 素心の交を心がけよう。五、世事に忙しい間にも、寸暇を偸(ぬす)んで、 書を読み道を学び、心胸を開拓しよう。六、租国と同胞の為に相共に感激を以て微力を尽そう。*素心…利害や意見や年齢や地位身分など、 そういう様々な世間の着色に染まぬ 生地のままの純真な心を素心という。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言7 12月10日 終りを全うする 宇宙が永遠であるように、人生も永遠でなければならん。永遠であるということは、その途中を受け継いでゆく人がよく終りを全うしてゆくということであります。終りを全うしなければ、次の者は始めることができません。従って終りを全うするということは、どこまでも続けてゆくということであり、よく永遠であるということに外ならない。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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