安岡正篤一日一言8 1月9日 元服の礼人間は教育よろしきを得れば、知命、立命の教養を積めば、その人なりに大成する。それから先はいろいろの経験が加わって鍛錬陶冶(たんれんとうや)され、いわゆる磨きがかかるだけで、人そのものは十七、八歳でちゃんと出来る。満十五、十六歳で元服の礼を行なった昔の人は、近代の科学的研究からみても実に正しい、妥当であるということが立証されている。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言8 1月8日 挨拶の意味挨拶とはどういう意味かと申しますと、挨も拶も、直接の意味はぴったりとぶつかる、すれ合うということで、従って物を言うのに、相手の痛(かゆ)いところ、痒いところへぴったりと当たる、これが挨拶であります。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言8 1月7日 学ばざれば道を知らず政治は民を養うことと同時に、民を教えることでなければならぬ。殊(こと)に人の人たる所以を考える時、教学の尊いことは言うまでもない。『学記』の名言に、 「玉・琢(みが)かざれば器を成さず、人・学ばざれば道を知らず。是の故に古(いにしえ)の王者、国を建て、民に君たる、教学を先と為す」と説いている。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言8 1月6日 活学のすすめ 学問というものは現実から遊離したものは駄目であって、どうしても自分の身につけて、足が地を離れぬように、その学問、その思想をもって自分の性格を作り、これを自分の環境に及ぼしてゆくという実践性がなければ活学ではない。われわれは今後本当に人間を作り、家庭を作り、社会を作る上に役立つ生命のある思想学問を興し、これを政治経済百般に適用してゆかなければならない。いわゆる実学、活学をやらなければならない。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言8 1月5日 新年の解新という字を知らぬ者はない。然し新という字の真の意味を解する人は案外少い。元来この字は「辛」と「木」と「斤」との組合せである。辛は努力を意味し、斤は木を斬る「まさかり」、「大をの」であり、これで木をきること、それから「斤斤」といえば明らかに見わける、又いつくしむ(慈愛)の意がある。即ちよく木を愛し育て、それを努力して加工し、新──あらたなものにして活用するということを表すものである。こんな深い正しい意味を知らないで「あたらしがりや」など、目先の変った、ものめずらしいということに軽々しく解するのは、とんでもないことである。本当に新しくするのには大した用意と努力を要するわけで、新人などざらにあるものではない。年の始に勉強せねばならぬことは、先以って自己をどう維新するかということである。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。
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