安岡正篤一日一言7 12月24日 挨 拶「好い年をして、挨拶(あいさつ)もろくに出来ん」と昔の人はよく言ったが、今日は若い者に限らず、年寄りまでが一向にその挨拶が出来なくなってしまった。それでいて、やれ思想がどうの、平和がどうのと偉そうな口をきく。そういうことでは駄目だ、というのが儒教や禅の根本精神であります。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言7 12月23日 誠は天の道 2然(しか)し我々は次第に天地人間から分隔して<これも実は偉大な創造分化なのであるが>己私に執着して誠に叛(そむ)き易い。その為に折角の性を傷(そこな)って天と断つの不明に陥った。そこに諸々の悪が蔓(はびこ)る。「唯(ただ)天下の至誠のみ能(よ)く性を尽すことを為(な)す」である。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言6 12月22日 誠は天の道 1宇宙人生は天の自慊(じけん)的創造である。自己を実現しつつある努力である。 この絶対自慊にして、何等他に俟(ま)つ所を求めない生々化育の努力を「誠」と謂(い)う。 誠は天の道である。誠に由って萬物(ばんぶつ)があり、誠がなければ物もない。人は、此の誠に由って生き、禽獣と異って自覚を生じ、誠の誠なる所以を体認して之を発揮するようになる。これを「誠之」といい、所当然の道とも謂う。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言7 12月21日 六 験一、之(これ)を喜ばしめて以て其の守を験(ため)す 人間は嬉しくなると羽目を外す。 しかし、人間には守らねばならない分とか節がある。 それを喜ばされたくらいで外してしまうようでは 人間として落第です。 一、之を楽しましめて以て其の僻(へき)を験す 喜びの本能に理性が伴うと、これを楽という。 人間は楽しむと、どうしても僻する(※)。かたよる。 すると公正を失って物事がうまくいかない。 一、之を怒らしめて以て其の節を験す 人間はどんなに怒っても、締まるところは 締まり抑えるところは抑えなければいけません。 一、之を懼(おそ)れしめて以てその特<独>を験す 人間、恐れると何かに頼りたくなって 一本立ちができなくなる。 一、之を哀しましめて以て其の人を験す 人間は悲しいときにその人のすべてがあらわれる。 人物をみるのは哀しませるのが一番です。 一、之を苦しましめて以て其の志を験す 苦しいことにぶつかると、ついへこたれがちになる。 志とは千辛万苦に耐えて 自分の理想を追求してゆくことである。 よく苦しみに耐えて 理想を追求してゆく人間なら間違いはない。※僻する:「一方にかたよる」という意味*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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安岡正篤一日一言7 12月20日 俗を楽しむ人間は俗生活をしておればおるほど、その中に俗に動ぜざるもの、俗に汚れざるものがなければならない。 それで初めて俗を楽しむこともできる。*安岡 正篤 おすすめの本(名言集):一日一言六中観 [正篤 ]忙中 閑有り。 苦中 楽有り。死中 活有り。 壺中 天有り。意中 人有り。 腹中 書有り。甲寅正月 無以会同人 敬しんで呈す亀井老契 座右
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